2022年度「学問への扉」担当教員アンケート調査の結果の概要
【調査目的】
「学問への扉」のさらなる質の向上をめざし、実施した授業の実態について教員側からみた工夫や困難、各種教員への支援の有用性や学生の能力向上の実感を把握すること、それらの年次比較を行うことを目的として、毎年度同一項目を含む質問紙調査を行っています。
【調査時期】
担当教員を対象とした質問紙調査を2022年7月25日から9月30日までを回答期間としてオンライン(大阪大学SLiCSセンターのWebアンケートシステム)で実施しました(回答者数:86名、回収率35.1%)。
【調査結果のポイント】
l 取り入れた教育方法の動向や担当者便覧・FD研修の参考の程度については、例年と大差ない傾向であった(問1・3)。「学問への扉」が導入されてから4年目となり、3回目、4回目の担当という教員も一定いた(問2)。
l 昨年度までと比較して、COVID-19の影響はほとんどなくなったが、学生相互の交流を高めることや効率的な授業運営などの目的で、オンライン授業を取り入れたクラスもみられた(問4)。
l 学生の能力については、例年相対的に達成度合いが低い「リーダーシップ」「文化的、国際的な多様性を正しく認識する能力」「問題を発見することができる能力」で、回答上はやや改善がみられた(問7)。
1.「学問への扉」の授業において、どのような教育方法を取り入れられましたか?
2.「学問への扉」をご担当されるのは、何回目(何年目)ですか?
3.「学問への扉」担当教員向け支援について
3-1.担当者便覧をどの程度参考にされましたか?
3-2.担当者FDをどの程度参考にされましたか?
4.今学期の「学問への扉」で、どのくらいメディア授業(オンライン授業)を実施しましたか?
5.「学問への扉」をご担当されて難しかった点、困った点があれば、ご自由にお書きください。
6.「学問への扉」にメディア授業(オンライン授業)を取り入れた場合、工夫した点、大変だった点をご自由にお書きください。
それぞれのクラスにおいて、授業環境などの困難があった場合にも、さまざまな工夫によりご対応いただきました。
また、2022年度より「一般財団法人 三菱みらい育成財団」様のご助成のもとで可能になった授業支援金(TAの雇用費や教材費に充当)についての高評価も複数みられました。
7.「学問への扉」の授業を通じて、以下の項目を学生に身につけさせることが、どの程度達成できたと思われますか?
「6 十分達成できた」「5 だいたい達成できた」「4 少し達成できた」「3 あまり達成できなかった」「2 ほとんど達成できなかった」「1 全く達成できなかった」のうち、最もあてはまると思うものを選んでください。(授業内容に該当しない場合は、回答から除外)
8.学生配属システム等、科目運営上、改善を望む点があれば、ご自由にお書きください。
貴重なご意見を多く頂戴しました。ご意見につきましては関連部署とも検討のうえ、今後の全学教育における支援や次年度以降の「学問への扉」の実施に役立ててまいります。