2020年度「学問への扉」学生調査の結果の概要

【調査目的】

「学問への扉」のさらなる質の向上をめざし、実施した授業の実態についての学生の意識、満足度や能力向上の実感を把握すること、それらの年次比較を行うことを目的として、毎年度同一項目の質問紙調査を行っています。

【調査時期】

受講する学生(おもに1年生)3355名を対象とした質問紙調査を2020年7月28日から8月31日までを回答期間としてオンライン(大阪大学教育支援システムKOAN)で実施しました(回答者数:2666名、回答率79.5%)。

【調査結果のポイント】

  • 授業全体の満足度(5件法)は平均4.37で、2019年度の4.09よりも向上した。
  • 思考能力や問題発見能力などの向上の実感については昨年度よりも数値が上昇し、新型コロナウイルス対策によるオンライン授業のなかでも一定効果が上がったといえる。
  • ただし、プレゼンテーションやコミュニケーション能力の向上の実感については昨年度より低下し、急なオンライン授業への移行の影響がみられた。オンライン授業では工夫を加えない限り、これらの能力において寄与しにくいことが推測される。

【各項目の概要】

(設問1)当初希望したクラスを選んだ理由(当初抱いていた期待)について、あてはまるものを全て選んでください

(設問3)実際に今のクラスを受講して(当初の期待に対して)満足度はどのようなものですか?(5件法)

満足度平均  4.37( 2019年度 4.09)

(設問4)研究の面白さを感じられた(6件法)

平均  4.89(2019年度 4.58)

(設問5)教員は授業(宿題、課題を含む)にどのような教育方法を取り入れていましたか?

(設問7)教員から、取り入れた教育方法について十分に説明があった(6件法)

平均 4.92(2019年度 4.84)

(設問8)教員は、学生の発言を促すように支援していた( 6件法)

平均 4.81 (2019年度 4.99)

(設問9)教員は、学生の興味や関心を引き出すように試みていた(6件法)

平均 5.12 (2019年度 4.89)

(設問10~17)「学問への扉」の効果についての学生の意識(6件法)

(設問18~28)学生の能力向上の実感(6件法)

【今後の課題】

全体の満足度および一部能力・効果では向上がみられたことから、1年目だった昨年に比べて授業の質を改善できたことが読み取れます。

その一方で、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、4月に入ってからオンライン授業への移行を強いられるなど、環境上厳しい状況となりました。そのなかで、(16)学生同士のコミュニケーション、(17)他学部の学生との交流、(23)プレゼンテーション能力、(24)コミュニケーション能力などは2019年度よりも低い結果となり、教員から学生への一方向的な働きかけになりやすいというオンライン授業での課題を示しています。

これらの課題については、オンライン授業向けの資料や情報の提供・研修会等を通じて解消できるよう努めてまいります。

調査結果の詳細につきましては、下記リンク先の資料をご覧くださいませ。

https://www.celas.osaka-u.ac.jp/wp-content/uploads/teacher/2020/tobira_questionnaire-results_2020.pdf

また、調査の成果については、「成果発表」ページに記載のとおり学会などでも関連する発表を行っております。