2021年度「学問への扉」担当教員アンケート調査の結果の概要

【調査目的】

「学問への扉」のさらなる質の向上をめざし、実施した授業の実態について教員側からみた工夫や困難、各種教員への支援の有用性や学生の能力向上の実感を把握すること、それらの年次比較を行うことを目的として、毎年度同一項目の質問紙調査を行っています。

【調査時期・方法】

担当教員を対象とした質問紙調査を2021年7月26日から8月31日までを回答期間としてオンライン(大阪大学教育支援システムKOAN)で実施しました(回答者数:116名)。

【調査結果のポイント】

  • 昨年度に引き続きCOVID-19の影響により、初回と第2回を除いてメディア授業の活用が指示されたなかで、多くの教員がICT機器の活用を行っていた。また、昨年度は困難さがみられたグループワークについては、コロナ禍2年目の今年度はZoomのブレイクアウト・セッションなどを用いて、オンライン上でも積極的に行われていた。
  • 対面授業は全く行わなかったクラスもあったが、一部ブレンデッド授業(対面とメディアを組み合わせた授業)を行っていたクラスもあった。問3-2によると対面授業の場合、受講生全員が教室に来たクラスが27、結果的に全員教室に来なかったクラスが17あり、ほかにもばらつきがあることから、学生の状況や授業内容、その時々のニーズによって教員・学生ともに柔軟に授業形態を選択していたことが読み取れる。
  • 「学問への扉」が導入されてから3年目となり、これまで以上に文系・理系を超えて分野の異なる学部の学生へ配慮した教育方法が工夫されていたことが自由記述回答から読み取れた。

【各項目の概要】

1.「学問への扉」の授業において、どのような教育方法を取り入れられましたか?

2.「学問への扉」担当教員向け支援について

2-1.担当者便覧をどの程度参考にされましたか?

2-2.担当者FDをどの程度参考にされましたか?

3.対面授業、ブレンデッド授業について

3-1.今学期の「学問への扉」で、どのくらい対面授業(ブレンデッド授業を含む)を実施しましたか?

3-2.対面授業(ブレンデッド授業)を実施した際に、学生は平均して何人くらい対面(教室)に参加していましたか?

3-3.「学問への扉」がメディア授業、ブレンデッド授業になったことにより、工夫した点をご自由にお書きください。

3-4.「学問への扉」がメディア授業、ブレンデッド授業になったことにより、大変だった点をご自由にお書きください。

COVID-19の影響のなかで学生の様子・教員側の状況について詳細なご意見・ご提案をいただきました。分析・検討を行ったのちに別途情報公開いたします。

4.「学問への扉」をご担当されて、良かった点、難しかった点などについて

いただいたご意見につきましては、次年度以降の参考とさせていただきます。

5.「学問への扉」の授業を通じて、以下の項目を学生に身につけさせることが、どの程度達成できたと思われますか?

6.今後の参考とさせていただきますので、学生配属システム等、科目運営上の改善点があれば、ご自由にお書きください。

改善案を含め貴重なご意見を多く頂戴しました。ご意見につきましては関連部署とも検討のうえ、今後の全学的なオンライン授業への支援や次年度以降の「学問への扉」の実施に役立ててまいります。