- 理系
- 工学
- 2019年度
建築・町を見る
担当教員の狙い
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建築には表面的なデザインだけではなく、色んなアプローチがあるので、技術的な側面だけではなく、多様な側面から建築を学んでほしい
ここがオモロイ!!
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フィールドワークで「ほんもの」を体験する!
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評価を通して学びを得る!
コースデザインと学びのプロセス
回 | 学びのプロセスと教授法 | 授業外学習 | |
1 |
ガイダンス |
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2 |
発表準備 |
発表 |
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3 |
町歩き フィールドワーク |
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7 | 発表準備 | ||
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発表 |
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発表準備 |
発表 |
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町歩き フィールドワーク |
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ディスカッション |
授業の概要
町を歩くと、様々な建築物が目に入ります。
ふだんは表面のデザインに注目しがちですが、その背景にはその地域の経済事情や、人々の暮らしがあります。
この授業では、大阪、京都などの町について歴史をはじめとする背景を学び、実際に歩きながら、町にある様々な課題について自分なりの解答をさがします。
フィールドワークで「ほんもの」を体験する!
フィールドワークで得られること
本授業の特徴は、なんといっても2回のフィールドワークにおいて、町を歩き、本物の建築物に触れるということです。
実物を見ることで机上の学習では得られない知識を得ることができます。
本授業では町歩きをする前に、建物や町について自ら調べて発表する課題が課されています。
体験型の授業では、実際に見に行った際に、どのような観点で見るのかということを明確にしなければ、得られるものが少なくなってしまいますが、このように事前学習を行うことで、フィールドワークでの理解が深まります。
また、町歩きの際には、見学のポイントをまとめた資料が配付され、それを参照しながら見学することで、ポイントを見落とすことがないような工夫がなされています。
複数教員で担当するメリット
本授業は、建築の計画・構造・環境を専門とする複数の教員で担当されています。
フィールドワークに各分野の教員が参加することで、町歩きの際、多様な角度から建築物を見ることができます。
また、最後のディスカッションでも、教員は学生のレポート発表を聞き、それぞれの立場からコメントをするそうです。
建築には、様々な分野の方が関わるそうですが、そういった多様性が、様々な学部の学生が共に学び意見を出し合い、異なったものの見方や課題解決の道筋を意識する学問への扉の性質と合致しているかもしれないとおっしゃっておられたことが、とても印象的です。
評価を通して学びを得る!
本授業では、フィールドワークで学んだことについて、自分が実際に町で撮影した写真を交えて最終レポートとして提出することが求められます。
授業は、フィールドワークの他に事前学習などが設定されているため、レポートの書き方を指導する時間が十分にとれません。
本授業では、評価基準をマトリクスで示した「ルーブリック」を用いることでレポートの質向上を図っておられます。
その評価基準を学生に事前に提示することで、学生はレポートで求められる観点やレベルを、ある程度知ることができます。
また、教員はそのルーブリックを用いてレポートを採点し、フィードバックすると、返却された学生は、自分自身のレポートについて、どの点が優れていて、どの点が改善の余地があるのかを理解することができます。
「評価」と聞くと、成績にどのように反映させるのか、ということをイメージしますが、このように評価基準を事前に学生と共有し、フィードバックを行うことで、学習としての評価が実現します。
また、先生は長年こうしたルーブリックを用いてフィードバックと評価を行っておられますが、長年の学生の傾向を見て、多くの学生に共通するような注意点については、よりシンプルなチェックリストも用いられているそうです。
ルーブリックとは 一問一答のペーパーテストでは測れない、学生のパフォーマンス(プレゼンやレポート等)を測るための評価基準表です。ルーブリックを用いることで、学生自身も評価されるポイントを理解でき、教員もぶれない評価が可能になります。 |