- 文系
- 人間科学
- 2019年度
ニュースを読んで教育問題を考える
担当教員の狙い
- 論理的思考を学んでほしい
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学生同士で学び合ってほしい
ここがオモロイ!!
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学生同士の教え合いを導入する!
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学生の個人用ノートパソコンとクラウドサービスの活用!
コースデザインと学びのプロセス
回 | 学びのプロセスと教授法 | 授業外学習 | ||
1 | オリエンテーション | アイスブレイク | ||
2 | 講義 | グループ学習 | ||
3 | 講義 | グループ学習 | ||
4 | 講義 | グループ学習 | ||
5 | 講義 | グループ学習 | ||
6 | 個人ワーク・グループ学習 |
発表準備 |
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7 | グループ学習 |
発表準備 |
||
8 | グループ発表 | リーディング課題 | ||
9 |
個人ワーク |
グループ学習 | 全体議論 | リーディング課題 |
10 |
個人ワーク |
グループ学習 | 全体議論 | リーディング課題 |
11 |
個人ワーク |
グループ学習 | 全体議論 | |
12 | ディスカッションゲーム | リーディング課題 | ||
13 | 個人ワーク | グループ学習 | 全体議論 | リーディング課題 |
14 | 個人ワーク | グループ学習 | 全体議論 | |
15 | まとめ・コミュニケーションゲーム |
授業の概要(シラバスを一部引用)
教育に関する問題はよく新聞などのニュースに取り上げられます。
今、教育現場で課題となっていることや、今後の教育政策の行方など、また、それらへの識者の見解も示されます。
ときには海外の学校の様子などがレポートされることもあります。
そのため、気になった教育関係のニュースをきちんと理解しておくだけで、相当な事情通になることができます。
この授業では、ニュースを読んでそれを正確に理解し、自分の考えを組み立て、意見を交換することができるよう、きちんと文章を理解し、文章を書き、議論を交わすための知識と技能を習得してもらいます。
学生同士の教え合いを導入する!
本授業は、学生が論理的思考を身につけることを目標としており、ニュースや新聞、教科書を用いて、グループのメンバーと共に実際に多くの問題を解く形で展開されます。
思考方法を学ぶことを目標としているため、1つの課題を扱うというよりは、できるだけ多くの課題に触れて、その解決方法を自ら探求します。
そのために、先生は講義の時間を極力減らし、コース後半部分では多数の演習問題を作成されています。
講義中心だと、論理的思考が得意な学生とそうでない学生との間で理解の差が広がっていくことが懸念されますが、多くの活動を組み込むことで、まずは学習のスタートラインを揃えた上で、自分自身の頭で考えてもらうことを意図されています。
本授業では、取り組んだ課題に対して、学生同士で教え合う仕組みを構築されています。教え合いについて、理解が追いつかない学生は自分の理解状況に応じて個別に教えてもらうことで理解が深まりますが、一方で「教える」という行為は、高次な理解を必要とされていることから、教える側もさらに理解を深めることが可能になります。
このような教え合いの仕組みを用いて、様々な文章を読み解きます。
具体的には、授業外で教科書の文章を読んできて、授業内でその文章について「何が主張で、何が根拠で、何が批判なのかを自ら読み解き、自分で反論する」という課題に取り組みます。
この活動を通して、今後どの学問分野を専攻しても役立つ批判的思考力を身につけることができます。
さらに、学生が毎回授業の最後に授業をふりかえって記述するリフレクションシートの一つである大福帳を用いることで、先生は学生の学習状況や興味関心を把握し、学生は自分自身の専門性と授業で学んだことの統合を図っています。
学生の個人用ノートパソコンとクラウドサービスの活用!
本授業は、講義・個人ワーク・グループ学習と様々な授業形態が採用されており、且つ個人が取り組んだ課題をグループ内のメンバーや他のグループ、また教員とで共有するという特徴があります。
そのため、各学生に個人用ノートパソコンの持参を求め(大阪大学では、2019年度の学部新1年生から、授業において教員からノートパソコンを持って来るよう指示があった際には、持参できるようにノートパソコンの準備することとなっています)、クラウドサービスであるGoogleドキュメントを用いて情報共有を図っておられます。
Googleドキュメントとは、Webブラウザで利用するアプリケーションで、複数の人が同時に編集を行える無料サービスです。個人が取り組んだ課題を共有のドキュメントに記入して同期することで、他者の解答と比較が可能になり、添削することもできます。
このサービスはパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからも利用することが可能です。
このように情報共有を図ることで、個人の作業→グループでの作業→先生や他のグループメンバーからの即時フィードバック、が円滑に展開できます。
本授業はアクティブラーニング教室(HALC)で実施されており、他のグループの作業をクラス全体で共有するために、HALCに設置されている複数のプロジェクタを活用されています。
HALCの貸出用タブレットを使うと、それぞれのスクリーンに班ごとのドキュメントを投映することで授業中に全員が情報を共有することができます。
※教室については、曜日時限や設備状況により、ご希望通りに割り当てできない場合があります。